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著者 | E.ハーバート・チェザリー 著 / 森下弓子 訳 |
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出版社 | アップフロントブックス |
ジャンル | エンタメ |
ISBNコード | 9784847013386 |
登録日 | 2007/03/15 |
リクエストNo. | 38082 |
リクエスト内容
(出版社の内容紹介より)
Bel Canto 唱法の伝説的名著
16世紀の終わりから19世紀の終わりにかけて、イタリアにはヴォーカルテクニックに閲するある理論があった。それはその当時、最高の理論として隆盛を極めたが、音楽的な激変により失われてしまう。この書物は、そのヴォーカルテクニックの理論的研究書(原理)である。そのヴォーカルテクニックはThe Natural Voice(自然の声)と呼ばれたが、20世紀も終わりになって、現代のアメリカのミュージシャンたちによって、再び奇跡的に甦ることとなる。と同時にそれは、そのことによって、オペラからロックまで、ジャンルを超えて通じる原理であることが立証されたのである。
この伝説的な書物は1998年、今は亡きグロリア・ラッシュにより日本にはじめて伝えられた。彼女はこの本の翻訳の完成を見ることなく逝去したが、彼女のこの本に寄せる熱い思いはここに実現した。もって冥福を祈る。
(「BOOK」データベースより)
本書は、正しく自然な発声をおこなうためのプロセスを明快に、メンタルな面・物理的な面の両方にわたって、わかりやすく解説しています。
声という現象の驚くべき迷路のなかへと、学習者を案内していきます。
進むにつれて、つぎつぎに明かされていく不思議な事実に目をみはる思いがすることでしょう。
目次
展望
知識と忍耐
歌唱のレベルの低下その真の原因は
有害なフォワードプロダクションメソード
カバリングあるいはつぼみとバラ
模倣による学習はなぜ効果がないか
振動体の質量がしだいに削減されるプロセスについて
振動体と共鳴器の関係
圧力と抵抗
サウンドビーム 歌唱の音響学的側面
声種によって異なる共鳴ゾーン
「垂直」
口—咽頭腔が声帯ののメカニズムにあたえる影響
声のアタック
息のコントロールの正しい原理
「リフトアップ」の原理
歌手の感覚と聴き手の印象
メカニズムの驚異
指針と練習
解釈について
メモと補足
ファリンジルヴォイス(咽頭腔)無視されたメカニズム
慢性的に喉頭の位置が上がる障害
結び
投票コメント
全60件
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発声に関する書物を探していたら、この本の存在に出合いました。GOOD!2
ところが、公共の図書館や大学の図書館さえ所蔵してないところが多く、手に取りたくてもその術がありません。
ぜひ復刻していただいて声楽を志す者に一筋の光を!! (2015/02/23) -
発声について書かれた本は数多あるが、この本はあるべき発声にたどり着くための具体的な方法論が述べられている希少な本だと思われます。正しい発声を、運良くそこに辿り着けた者だけの独占物とせず、歌うことを、音楽することを愛するもの全てが身につけられるよう、復刊を切に希望します。 (2014/01/11)GOOD!2
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全国有名本屋を探しても、中古でも探してますが見つかりません。発声の本の中に、参考にする本のお勧めがこの本でした。絶版で手に入ることができないと、サイトでよく目にします。沢山、本屋に電話したり探すためにとても長く時間がかかりましたが買うことができません。どうか復刻刊をお願します。 (2013/05/02)GOOD!2
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現在主流となっている多くのボイストレーニングメソッドの源流をたどっていくと、この本に突き当たります。このような非常にベーシックで重要な教材が絶版となっていることは、非常に残念なことです。ぜひとも復刊を望みます。 (2013/02/14)GOOD!2
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ボイストレーナーの一人として、切望しますよ。GOOD!2
今、翻訳された版でも、何万円としますよね。
ちょっと高すぎます。
もう、図書館から借りて読むことは止めたいなぁ。
いつの時代でも、口伝になってしまうと確かな情報が
間違って解釈されがちです。
発声の現場で間違った解釈で教えているトレーナーの方々
にも読んでもらいたいです。 (2010/02/21)
読後レビュー
NEWS
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2007/03/15
『The VOICE of the MIND』(E.ハーバート・チェザリー 著 / 森下弓子 訳)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
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