8 票
著者 | フィン |
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出版社 | 立風書房 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784651127026 |
登録日 | 2004/01/08 |
リクエストNo. | 21544 |
リクエスト内容
「神さま」とありますが、いわゆる宗教の本ではありません。
主人公は、親に虐待されて4歳にして家出してしまった少女、アンナ。心の友
とも言えるフィンと出会い、一緒に、日常の中の小さな大冒険を繰り広げま
す。
児童書に分類されることが多いのですが、おとぎ話のようであり、数学の本
のようでもあります。私は、わかりやすくて質の高い哲学の本だと思ってま
す。時折挟まれるスケッチ風のイラストも、とても魅力的です。
愛、信頼、感謝、好奇心。ほんとうに大切なこと、大切な人との関係につい
て、深く考えさせられる一冊です。
投票コメント
全8件
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フィンとアンナの会話は飾り気がなくて、言葉そのもの以上に、その会話がなされた場の空気感は忘れることはできません。10数年以上前に読んだきりですが、とてもよいものを見つけられたという満足を得ることができた一冊です。ずっと読み継がれてほしい一冊です。 (2005/10/01)GOOD!1
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この本を、中学生の時に図書館で読みました。薄い本なのですぐに読み終わってしまったのですが、一度読んだだけでは気が済まず、何度も借りて読みました。今でも自分の中には静かに深く、アンナの語る「神様」が、宗教の神様とは別に根を下ろしています。ずっと欲しいと思っていたのに、色々タイミングを逃し、20年以上経つうちに題名もうろ覚えになっていましたが、復刊リクエストで見つければ思い出せるかも…と思って探してやっと発見!自分の娘にも読ませてみたいのです。 (2004/10/06)GOOD!1
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とうとう絶版になってしまったんですね…。GOOD!1
初版が1981年ですから、とても古い本なのですが、今の時代にこ
そ読まれるべき珠玉のような一冊です。
人が生きていく上で、本当に大切にすべきことは何なのか。虐待
されていた4歳の家出少女、アンナが教えてくれます。
「人間と天使を見わけるのなんて簡単よ。天使のほとんどぜんぶ
はなかにあるし、人間のほとんどぜんぶは外にあるわ」(『アン
ナの小さな神さま』より)
初めて読んでから15年以上経ちますが、折に触れ読み返す大切な
一冊なんです。大切なことを共有できる人に贈ってきた本でもあ
り、なくなってしまったら困ります…。是非とも復刊をお願いし
ます。 (2004/01/08) -
小さなアンナ、自分で限界は作るもの。いえ、そうではない。GOOD!0
そんなプレーズが心にひびきました。 (2011/03/29) -
読みつがれていって欲しい本だからです。 (2005/08/31)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2004/01/08
『アンナの小さな神さま』(フィン)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
れい