レビュー一覧
読後レビュー
全5件
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「その名は101」は別で出版されるのかなぁ?!
「バビル2世」現在、単行本でしか持っていない。
がしかし、もう老眼の為、愛読するのが大変だった為、今回の大判での全8巻は大変嬉しいのですが、「バビル2世外伝」は載っていたが「その名は101」が無い。
やはりかぁ!
じゃあ、早速「その名は101」の出版、お願いします。 (2020/07/02) -
完結!
現代社会の都会で起きた自殺者たちの謎から第四部の幕が開く。
長らくコミックスに収録されなかったのは、「構想も不充分で満足の行く出来とはならなかった」という作者自身の思いがあったそうですが、当時、話題になっていたと思われる移植手術や核ミサイルといった時代背景の事象を物語に取り込んでいる点等、後の「その名は101」に描かれる要素の萌芽があるような気がします。
できれば、「その名は101」も同じ雑誌サイズで読みたいです。 (2020/07/01) -
完結はよいことですが、残念な形で終わりました
色々力を入れて復刊作業を行ったかと思います。
技術的限界やうっかりでのミスは仕方ないと思います。
しかし、5巻で行なわれたのは紛れもなく「改竄」でした。
この物語は「バビル2世」と「ヨミ」の物語であり、この8巻の表紙と裏表紙の画にも「ヨミ」の存在の大きさが示されています。
それだけに、バビル2世をあれほど追い込んだ人物の台詞を、編集者の思い込みで「修正という名の改竄」を行なった暴挙が、あまりに情けなく、しかもその問題を最後まで見て見ぬ振りをした。
ファンとして出来ることは、一人でも多くの横山ファンにこの事実を伝えるよう努力し続けることしかできませんので、これからも細々とファン活動は続けますが。
横山先生が長い間、単行本化を躊躇っていた「第4部」です。
派手なアクションはなく、老境のヨミと、ヨミが切望したバベルの塔を模した「夢の要塞基地」が描かれます。
そして地味ですが、決定的な両者な違いは「バベルの塔はバビル以外の存在を認めない」「ヨミの夢の基地内には、大勢の配下の人々が共にいる」こと。
そしてヨミは徹頭徹尾「人間たちの帝王」となることを望んでいた。第3部で宇宙ビールスに対して見せた意地、そして目的のための大量殺戮は行なっても人類滅亡は望まなかった。ヨミの悪の帝王としての誇りと、それを尊重するバビル2世の姿に、それまでの息詰まる戦闘を経ての静かな結末を読めたことを幸せに思います。
「その名は101」の位置づけが微妙ですが、とりあえず完結はおめでとうございます。 (2020/06/08) -
第4部はやっぱり違和感!
8巻は第4部と外伝が収録されていますが、再読して第4部はやっぱり違和感が残ります。未来的科学力を持つヨミ陣営の戦力と核ミサイルを含む現用兵器とのバランスが、当時からどうも納得がいきませんでした。はっきり言ってヨミが核を奪うプロットが陳腐な感じです。エネルギーにしても破壊力にしても、今までのエピソードからヨミには原子力以上の科学技術があってしかるべきだと思います。以前から言われていますが、超戦力を持ったロプロスが対ミサイル防衛ができないとも思えませんし、素直にミサイルに当たってくれるはずもないと思います。実際は後の続編で破壊されてなかったような節があるので(2代目かも?)一時的な機能停止だったのかもしれません。なんと言っても当時、横山氏の絵柄が一番乗っていた時期のカラーが見られるのが、このシリーズの最大のポイントでしょう。(のちのB6セレクト版の書き下ろしのカラー表紙はこっちもやっぱり違和感ありましたし) (2020/06/01)
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大判バビルついに完結
『バビル2世』《オリジナル版》第8巻を入手し一気に読みました
第4部は連載から単行本化される迄に時間がかかったいわくつきの回です
物語はヨミの死んだ体を腐る前に他人に移植し再び元に戻すことから始まりますが、ヨミがずっと人造人間を研究していたことから違和感なく読み進めることができます
連載時ロプロスが水爆で破壊されてしまったことはショックでしたが今読んでも悲しく感じます
反面ポセイドンが活躍するのは嬉しいです
全巻購入特典も良かったです
とうとう完結してしまい寂しくなってきました
今後の横山光輝作品の復刻に期待します (2020/05/22)
てつさん